【実録】発達障害を抱えて働くことの大変さ2選!当事者が実際に体験してきた話
発達障害を抱えていても、働くことは可能です。
私の場合は、発達障害(ADHD・ASD)の診断を受けながら一般就労で日々奮闘中です。
しかし、障害を抱えている当事者でなければ、大変さはなかなか分からないもの。
そのような大変さを、今回みなさまにお伝えできればと思い、記事にさせていただきました。
お付き合いいただければ、幸いです。
発達障害を抱えて働くことの大変さ2選
発達障害を抱えて働くと、大変だと感じることが多くあります。
その中でも、大変だったことを、2つに分けて分類をしてみました。
【1】仕事で当たり前のことができない
仕事をしていて感じたのですが、当たり前のことができなかったのです。
必要最低限の「報告・連絡・相談」がまともにできなかった為、度々上司から「どうしてお前は当たり前のことができないんだ!」と、何度も叱責を受けるはめに。
周りの同僚からは「あいつちょっと変わっているよね」と陰で言われることがあり、次第に自分の居場所がなくなっていくのを感じました。
次第に無視をされることも出てきて、必要な情報が共有されず、自分だけが取り残されている状態に陥っているのを感じました。
家に帰れば、「どうして、当たり前のことができないんだろう」と考えて、1人で泣く日々。
結局解決できたのは、自分自身が発達障害であると診断された時からでした。
職場に「できない」理由を伝えて、コミュニケーションによる「報告・連絡・相談」ではなく、紙ベースでのやり取りに切り替えることで、対処がしやすくなりました。
当たり前のことを、当たり前のようにできないと感じるからこそ、働くうえでの1つの大変さを感じるのです
【2】すぐに気が散る
実は、こうして文章を書いているときも、すぐに気が散ります。
ドラえもんの中の、のび太君みたいなイメージ。
1つの事に集中することが、とても苦手なのです。
頭の中は常にモヤがかかったイメージで、スマートフォンを40分以上眺めて、また文章を書いての繰り返しです。
会社で仕事をしているときも、集中することが苦手なので、話が上の空になったりします。
その度に注意を受けるのですが、やはり何回も上の空になることの繰り返しです。
この部分に関しては、ストラテラというお薬を飲みながら対処をしている最中です。
しかし、お薬を飲んでも注意力は10分と続かないのが致命傷。
頭の中のモヤがどうにかなればいいのですが、どうにもなりません。
これが原因で会社をクビになったことがあるので、今は主治医に相談している最中です。
これら2つが、私が働いていて大変だと感じた部分です。
他にも沢山ありますが、要約が難しかったのと、文章がまとまらなかったので、割愛させていただきました。
一般就労か障害者雇用か、とても悩みました
一般就労で働き続けていいのか、障害者雇用にシフトチェンジした方がいいのか、非常に悩みました。
障害者雇用の方が、ある意味割り切れる部分もありますし、周囲の配慮という部分では、働きやすさがあったのかもしれません。
しかし、一番引っかかったのは給与面での問題でした。
障害者雇用の場合だと、一般就労よりも20%近く給料が減ってしまうと考えると、なかなかシフトチェンジする勇気がもてませんでした。
1人暮らしをしていることもあり、毎月の維持費をキープするには、どう頑張っても一般就労で粘り続けるしかありませんでした。
どちらの働き方も非常に迷いましたが、もう少しだけ一般就労で頑張ってみたい気持ちが勝りました。
悩みまくって、出した結論。
また迷う時が来るかと思いますが、その時は医師や障害の分野の支援員さんも交えて考えていきます。
メッセージ「1人の人間として」
ここまで、障害という言葉を多用していますが、私も1人の人間です。
嬉しいことがあれば嬉しいし、悲しいと感じれば悲しい。
喜怒哀楽はしっかりあるんです。
だからこそ、職場で嫌なことがあれば、とても辛い気持ちになります。
特別な生き物ではないし、休みの日は普通に街中を歩くことだってあります。
ただ、「できる・できない」の差が激しいから、障害として認定されてしまっている部分が大きいと感じるのです。
どこにでもいる同じ人間。差別や偏見は持たずに接してほしいのです。
まとめ
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
発達障害を抱えながら働くことは、苦労や大変なことがあることをお伝えさせていただきました。
当事者が、どのような大変さを抱えながら働いているのかを、知って頂けるとありがたいです。
是非、1つの参考になれれば、幸いです。
speaker:はまー様(弊社パートナー)
editor:株式会社アウロンパートナーズ