Facebookでのマーケティング活用

小嶋翔

いくつか存在するSNSの中で、Facebookは今や世界で一番ユーザーが多いSNSです。

日本国内では、TwitterやInstagramに比べて、使っているユーザーが2600万人と少ないですが、実はFacebookが、一番ビジネスチャンスが多いSNSなのです。

今回は、そんなFacebookの特徴や実際のマーケティング活用法をご紹介します。

Facebookでのマーケティング活用

Facebookの特徴

Facebookはなんと言っても、精度の高い広告マーケティングとビジネスシーンの多さが一番大きな特徴です。
Facebookの強みでもある、実名性で年齢・性別・居住地などの正確な属性情報がストックされていることがFacebookマーケティングの精度の高さにつながります。

また、Facebookページは、テキストやリンク、画像、動画といったあらゆるフォームに対応しています。
Facebookにおける国内のアクティブユーザーの年齢層は30代中盤〜50代が多いので、ビジネスパーソンに幅広く使われています。なので、仕事のつながりとして活用しているユーザーが多く、フォーマルなSNSであるのも、Facebookの大きな特徴です。

しかし、そんなFacebookにも弱みもあります。
それは、拡散力と検索性の低さです。
投稿をシェアするという機能はありますが、幅広くシェアできるわけではなく、シェアした人の友達までしか拡散されません。
ハッシュタグ機能が使われることが稀だということも、拡散力の低さにつながります。
また、公開範囲が限られているため、網羅的に検索をすることが困難な面も弱点の一つです。

Facebookマーケティングの活用法

次に、実際どのようにFacebookをマーケティング活用すればいいかという方法をご紹介いたします。
ここでは、大きく分けて6つの方法を用います。

Facebookビジネスページの作成/Facebookマーケティングの活用法

Facebookをビジネス利用するには、まずFacebookページを作る必要があります。
このページというのが、企業用アカウントのことを指します。
Facebookページは、企業や組織に関連した情報だけが表示され、「いいね」をすることでそのページとつながることができます。

このページを作成せずに個人用アカウントをビジネス利用してしまうと、Facebookによりアカウントが凍結されてしまう可能性があるので、しっかりFacebookページを作成してビジネス利用しましょう。

ページを作成したら、写真や企業に関した簡単な説明、ユーザーネームを作成し、できたページをショートカットに追加しましょう。
その次に、複数人でページを運用するのであれば、誰がどの範囲でページを編集できるかという権限を決めておきましょう。
これは、ページの役割というところから設定できます。

最後に、ページの認証を取得しておきましょう。
Facebookページの企業名やブランド名にブルーやグレーの公式マークがついているのを見たことはありませんか?
これは認証バッジと呼ばれ、ページのカテゴリーによって取得できます。
ブルーのバッジは著名人やメディア、ブランドの公式マークで、グレーのバッジは企業や団体の公式マークを表しています。

「いいね」とフォロワーを増やす方法/Facebookマーケティングの活用法

Facebookでビジネスを成功させるには、やはり人気になる必要があります。
「いいね」やフォロワーが増えると販売促進につながり、売り上げが向上します。
では、どうすれば「いいね」とフォロワーを増やすことができるのでしょうか?

まず、Facebookで自分のページを宣伝しましょう。
Facebookには、『友達に「いいね」をリクエストしよう』というセクションがあります。
このセクションを活用して現在いるフォロワーから「いいね」をもらえるようリクエストしましょう。
ただし、興味の示さなそうなユーザーに送ると、かえって害となってしまいますのでご注意ください。

また、経営をされている方であれば社員に、サラリーマンの方であれば同僚を招待して「いいね」をしてもらいましょう
招待した人が社外と関わりを持った人であれば、より効果的です。

「いいね」とフォロワーを増やすには、これらのことを積極的に取り組みましょう。
そして、興味を惹かれるようなコンテンツの作成も心掛けましょう。フォロワーがシェアしたいと思うコンテンツが作成できれば、自然と人が集まるページになります。
また、投稿に寄せられたコメントに素早く返信することも、フォロワーとのコミュニケーションの円滑さの良さとして評価されるので、プラスイメージがもたれるので大切です。

Facebookの投稿/Facebookマーケティングの活用法

Facebookページでは、投稿手順が個人用アカウントと異なります。
カバー写真の下にある「投稿を作成」のところから、白い入力欄に投稿内容を入力して行きます。
準備ができたら、「公開」をクリックして投稿完了となります。

投稿を文字だけでもできますが、写真や動画を追加したり、商品・サービスのリンクや場所をタグ付けしたり、アンケートを実施したりすることもできるので、投稿をよりクリエイティブなものにすると、フォロワーの反応も変わってくるので、上手く活用していきましょう。

④Facebookにおけるマーケティング戦略の作成方法/Facebookマーケティングの活用法

Facebookマーケティングにおいて大切なことは、「何を」「いつ」投稿すべきかということです。
そして、その情報は誰に向けて投稿されるかというオーディエンスも特定する必要があります。

オーディエンスを特定するには、マーケティング戦略において大事な「ペルソナ」を評価しなければなりません。
ペルソナは、言い換えれば、商品・サービスを購入する顧客像のことです。
これによって、そのペルソナがどういった投稿に興味を引くか、また、どの時間帯にFacebookを使用しているかを分析します。

オーディエンスインサイトという機能を使えば、自分のアカウントを閲覧している人の年齢層や時間帯がわかるので、その情報を参考にしながらマーケティング戦略を作成していきましょう。

⑤Facebookアナリティクスの活用/Facebookマーケティングの活用法

ページの作成から「いいね」とフォロワーの獲得までのマーケティング戦略をご紹介しました。次に皆さんにやって欲しいことは、Facebookアナリティクスを活用することです。自分がアカウント運用をしていく上で、どの程度のファンがついたか、どのくらいの人数が自分の投稿を見ているかという、所謂現状分析をしていきます。

Facebookの機能の一つである、ページインサイトを使えば、一定期間に獲得した「いいね」の数やリーチ数(その投稿にたどり着いた人数)、ページビュー(ページにたどり着いた人数)を確認することができます。

そこで得た数字が良いか悪いか、良かったらどこが良かったか、悪かったらどこが悪かったかを分析して次に繋げることがアカウント成長に欠かせません。

Facebook広告の活用/Facebookマーケティングの活用法

ここでは、Facebook広告の活用法をご紹介します。情報を幅広く公開するには、アカウントを成長させることが大切だと言いましたが、広告を活用すると、さらに幅広い宣伝が可能になります。
ただし、宣伝臭がするものや、ペルソナ以外の層への宣伝はかえって逆効果になってしまうので、注意する必要があります。

まずは、広告の掲載箇所からみていきましょう。
Facebookには、モバイルニュースフィードデスクトップフィード右側広告オーディエンスネットワークの4つの掲載箇所があります。
掲載箇所によってそれぞれの特徴があるので、自分の運用目的にあった広告箇所を選択しましょう。

広告の課金方式に関しては、CPM課金CPC課金の二種類があります。
CPM課金は、インプレッション課金とも呼ばれていて、広告が1000回表示される度に費用が発生するシステムです。
CPC課金は、広告がクリックされる度に費用が発生するシステムです。
CPC課金方式だと、無駄な費用が発生する場合が多いので、CPM課金方式をオススメします。

また、広告を見てもらうターゲットを設定する必要があります。
Facebookでは、ターゲットを細かく設定することができますが、購買意欲があまり高くありません。
Facebook広告は、「購買意欲の低いユーザーにどうやってアプローチし、どのようなステップで購入してもらうか」が根本的な考え方なのです。
ですから、どのユーザーも最初は購買意欲が低いことを意識しておきましょう。

しっかりとしたマーケティング戦略を!

ここまで、Facebookの特徴とマーケティング活用法をご紹介しました。

Facebookは、他のSNSと比較して、ユーザーの少なさや、使いやすさが異なってくるため、最初は難しく感じてしまうかもしれません。

しかし、他のSNSよりビジネス活用をするユーザーが多いこともあり、しっかりとしたマーケティング戦略が、大きな結果へとつながることも事実なのです。

目的を設定して、それに沿ったマーケティングを活用し、Facebookマーケッターとしての第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか?

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アウロンパートナーズのYUKOです。
社会人3年目の25歳になります♬
福祉系の大学に通って、人間工学について学びました👨‍🦼
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