【経営者向け】WEBマーケティングは成果指標で決まる!成功させる理由を徹底解説!
成果指標(KPI)とは
成果指標(KPI)とは、目標の実現に向けて具体的に項目を決めて、その目標について数値化してわかりやすくすることで、施策などの成果を把握するための指標です。
では、この成果指標(KPI)は、どのように具体的にしたり数値化するのかについて、詳しく解説していきます。
KPIを具現化する方法①:PDCAサイクルを用いる
まず成果指標と目標を定めるには現状を把握する必要があります。
現状が把握出来なれば目標や成果指標を決めることが出来ません。
そこで、PDCAサイクルフレームワークを用いることで、現状を把握でき、KPIを描きやすくなります。
では、そのPDCAサイクルとはなにか?について、下記に簡単にまとめました。
PDCAサイクルとは
Plan(戦略立案)
Do(実行)
Check(効果検証)
Action(改善)
以上4つの項目を順番に実施ししていくことで、戦略立案から、効果検証の評価を踏まえて、新たな改善策を立案することができます。
このように施策のPlan(立案)・Do(実行)・Check(効果検証)・Action(改善)というPDCAサイクルを1度ではなく何度も行うことにより、企業サービスが継続して改善され続けます。
また、PDCAサイクルを繰り返すことで、あらゆる業務が効率化されるため、改善スピードがどんどん早くなっていきます。
PDCAでは、特にはじめの戦略立案が大事
PDCAを実施するにあたり、まずは何のプランを行うのかを決める必要があります。
特にマーケティングに取り組むためには、Webに関わる部分だけでもWebサイトのページ改修・広告・フォーム最適化など多くの施策があります。
施策の結果を数値化して把握できますので、目標設定をしたらウィークポイントの対策を行うことが基本になります。
施策を行う前に時間と費用が限られてるので、その中で一番効果があるのを選定して、指標を上げるための戦略立案(Plan)の作成が必要です。
戦略立案(Plan)を行う時、目標を設定してからでないと実行した際の効果検証の時に「やってみたけど何が変化したのかわからない」や「次にどうすればいいのかわからない」などのAction、すなわち改善につなげることが出来なくなってしまいます。
ですので、成果指標を立てる際に戦略立案は最も重要でありその際に根拠のある「成果指標」と「目標」の設定が必要なのです。
マーケティング戦略立案のための「成果指標」「目標」を設定するには、まずは現状把握をすることが重要です。
現状自社のターゲット層が、どのような動きをしているかを把握することにより、自ずと改善への道のりが見えてきて、改善することが可能になります。
また、現状を把握することで自社の強みや弱みが見えてきますので、その強みや弱みを施策に落とし込むことでWebサイトのページに生かすことが出来ます。
KPIを具現化する方法②:クリック数を目安にする
次に紹介するのが、クリック数です。
成果指標を決める上でゴールとなる目標を定める必要があります。
その目標となるのが集客、すなわちクリック数を稼ぐことでもあります。
では、クリック数はどの程度を目標と定めるのがよいかの目安について解説します。
CTR(クリック率)
CTRとは、クリック数÷広告が表示された回数で表す数値です。
ユーザーは、広告にどれだけ興味や関心を示しているのかを表しています。
それでは、リスティング広告とディスプレイ広告のCTRの目安を見ていきます。
カテゴリーによって、数値は異なったり決まった合格ラインがあるわけではないので、参考程度として見てください。
CTR目安①:リスティング広告
リスティング広告の場合の平均CTRを、カテゴリー別にまとめました。
BtoB 2.41%
通販 2.69%
教育 3.78%
人材サービス 2.42%
金融・保険 2.91%
医療・健康 3.27%
雑貨 2.44%
法律 2.93%
不動産 3.71%
テクノロジー 2.09%
旅行 4.68%
カテゴリー Google検索CTR 参照元
上記のがリスティング広告での平均CTR値になります。
CTR値でバラつきが出てしまうのは、ユーザーが常に1つのジャンルに関心を持ち続けるわけではないからです。
その都度ユーザーの興味や関心は動いているので、この変動を予測した上で目標を定めるのがいいでしょう。
CTR目安②:ディスプレイ広告
次にディスプレイ広告の平均CTRになります。
BtoB 0.46%
通販 0.51%
教育 0.53%
人材サービス 0.59%
金融・保険 0.52%
医療・健康 0.59%
雑貨 0.49%
法律 0.59%
不動産 1.08%
テクノロジー 0.39%
旅行 0.47%
カテゴリー ディスプレイ広告検索結果CTR 参照元
こちらが、ディスプレイ広告での平均CTR値になります。
ディスプレイ広告では、不動産の数値が他のと比べると頭ひとつ抜けてるのがわかります。
ですが上記でもお伝えした通り、ユーザーの興味や関心は常に変わりゆくので、不動産の平均が高いからといってそこに固執せず柔軟に対応していきましょう。
クリック数を増やすには
ではクリック数を増やすにはどうしたらいいのかというと単純な話、広告表示回数が増えれば自ずとクリック数があがります。
広告表示回数を増やすためにはいくつかのポイントがあります。
それぞれのポイントをまとめました。
キャンペーン予算(日額)を増額する
ターゲット層の見直しを行う・広告掲載方式を変更する
キーワードの見直し・新たなキーワードを追加
入札価格の見直し・入札価格をあげる
広告の品質をあげる
クリック率を上げる
クリック率を上げることが出来れば、クリック数も増やせる方法になります。
またクリック率が低い時には、次のような方法がおすすめです。
・A/Bテストをおこない広告の質を上げる
・掲載順位をあげる
・キーワードをタイトルに含める
・訴求ポイントを明確にするそしてわかりやすくする
A/Bテストを行い、どの広告文でユーザーの興味や関心を惹けるのかを試してみましょう。
広告文の改善には、キーワードをタイトルに含め、訴求ポイントを理解しやすく説明したりするなどの工夫をする事がおすすめです。
KPIを具現化する方法③:クリック単価を目安にする
クリック単価について解説します。
クリック単価とは、広告の1クリックあたりの平均費用を指します。
リスティング広告では、クリック単価という場合には広告1クリックあたりの平均費用、以外にもCPC(Cost Per Click)とも言います。
クリック単価の計算式は広告費 ÷ クリック数になります。
リスティング広告において、費用対効果を決定する重要な指標ですので、単価を知ることで質の高い目標設定をすることが出来ます。
YouTubeでクリック数を増やせる
実は、YouTubeでもクリック数を増やすことが出来ます。
現在のYouTubeではテレビと同じぐらい数多くの人が利用するサービスですので、広告としては絶好の舞台と言っても過言ではありません。
恐らくYouTubeを利用されたことがある方は見たことあると思いますが、動画を視聴する際に流れる広告がそれに当たります。
質のいい広告でしたら自然とクリックされるので、自動的にクリック数を増やすことに繋がります。
そのため、YouTubeを利用した広告は最近では注目を集めはじめているのです。
成果目標は、成功への下準備
いかがでしたでしょうか。
今回は、WEBマーケティングを成功させるための指標設定について、触れました。
下準備をしっかりとしないと質のいいものは生まれません。
これは、WEBマーケティングにおいても同じです。
しっかりとした下準備を行うことが成果指標であるので、この部分を疎かにしてしまうといい結果を導くことが出来ないのです。
ですので、この際にご自身の成果指標を見直してみてはいかがでしょうか。
最後までご覧頂きありがとうございます。