「就労継続支援」は一般企業で働くのが困難な人達のために作られた場所です。

どうして一般企業で働くのが難しいのかという理由は「障がい」や「病気」など多岐にわたっているからです。

そして、「就労継続支援」はA型とB型に分けられています。

この両者の主な違いは「雇用契約を結ぶか、否か」です。A型は雇用契約を結び、B型は結びません。雇用契約を結ぶ以上は賃金が発生し、利用者はそれに見合うだけの労働力が求められます。

そこで今回の記事では、一般企業で働くのが困難な人達に「働ける場所」を提供する「就労継続支援A型」を紹介します。

一般的な就労継続支援A型の仕事(利用者の場合)

就労継続支援A型の作業内容としては、軽作業をメインに行う所が多いです。企業から受注された商品を検品、梱包したりして、それを期日までに相手方に発送します。

また商品だけではなくインターネット上で扱うデータのやりとりもあります。

これらの活動は主に事業所内で行うことが多いです。しかし、中には、事業所の外、いわゆる施設外就労で報酬をいただくケースもあります。

一般的な就労継続支援A型の仕事(職員の場合)

A型作業所職員の仕事は大きく分けて4つあります。

就労継続支援A型の仕事例①:利用者が行う仕事の指示

利用者の特性を見極めた上で、どうすれば仕事内容を理解し取り組んでいけるのかを考えて、指示していきます。

就労継続支援A型の仕事例②:送迎

生まれつきもしくは成長過程で体が不自由になり、事業所に通うのが困難な利用者に対しては職員が利用者の所へ行って、送り迎えを担当することがあります。

就労継続支援A型の仕事例③:利用者の相談

自分が抱える障がいや日々仕事していく中での困りごとなどの相談に応じます。

就労継続支援A型の仕事例④:「個別支援計画書」の作成

どうしてA型事業所を利用するのか、何を目標にして頑張るのかを形にします。

これ以外にも沢山の仕事があるのが、A型事業所職員の仕事の特徴です。

実際の就労継続支援A型の現場(利用者)

ここからは、実際に2021年4月から某A型作業所で働いている筆者から見た、利用者と職員の仕事についてご紹介します。

利用者の仕事は施設内と施設外含めて大きくあります。

施設内作業は専用ソフトを使って画像加工を行います。また企業からの依頼で、ネット上に掲載する記事の作成を行うこともあります。それに加えて、検品と加工を一気に行う軽作業も行います。

施設外作業は主に3つあります。1つ目は事業所を含めた周辺地域の清掃です。2つ目は食品物流会社での検品・梱包作業です。3つ目は家庭用品を扱う工場でのライン作業もします。更に依頼が入ったら窓ガラスのコーティングを行う仕事も行います。

実際の就労継続支援A型の現場(職員)

今働いている作業所では、職員が利用者に対して取り組んでいる仕事の中で、他の事業所にはないものがあります。

それは3か月ごとに行う「目標シート」の作成です。利用者は3ヵ月で達成したい目標を職員と考えます。そして、3か月後、本当に達成できたのかを利用者と職員、両方が一致したら、また新しい目標を決めて、次の3か月間に挑みます。

「個人の成長=会社の成長」を大切にしているので自分が会社に属して働いていることを強く自覚させるためにこのような取り組みを行っています。

「A型作業所」と聞くと、特別なことを行う場所だと考えていた人もいるのではないでしょうか。しかし、実際の仕事内容を見ていくなかで必ずしもそんなことはないことが分かったと思います。

ただし、昨今のコロナ不況によって多くの企業が経営破綻しているように、A型作業所も同様に厳しい状況に立たされています。

企業から仕事をもらう形態がほとんどなので無理ありません。

今後はA型作業所も「一企業」として、変化に対応できる確固たる事業を掲げたうえで、サービスを提供していかなければならないのです。

最後までご覧いただきありがとうございます。