行政指導により障がい者の採用計画を作成し、取り組んでいますがうまくいかず、よい方法はありますか。
小嶋翔
株式会社アウロンパートナーズ
障害のある人と複数の企業が一堂に会する就職面接会は各地で実施されています。
この面接会は、その地域で就職を希望している障害のある人が登録して参加するもので、新卒を対象とした学生の面接会と,既卒の経験者を対象とした面接会に分かれています。
通常、新卒は6〜9月月頃、既卒は随時開催され、時期はその地域や各年度で多少の違いがあるようです。
参加を希望する場合は、所轄の公共職業安定所に問い合わせてみるとよいでしょう。
面接会の主催は、公共職業安定所および各都道府県の障害者雇用促進協会で、それぞれの広報紙などにも掲載されますので確認してください。
また、求人票を公共職業安定所に出していれば個別に連絡のある場合が多いのですが、法定雇用率を達成していると案内がないこともありますので、日頃から面接会に参加したい旨を職業安定所の担当職員に伝えておくことをおすすめします。
なお、合同面接会は、求人している事業所の所在地での参加が原則となりますが、事業所が他県に隣接していることなどで公共職業安定所のある管轄地区以外からの求人を希望する場合や、会社設立や移転にあたり障害のある人をまとめて募集したい場合などには、所轄の公共職業安定所以外でも面接会に参加することが可能です。
まとまった人数の募集を行なう場合には、公共職業安定所の関与する個別面接会(管理選考)という形になり、その企業だけが対象となります。
なお、他の地域で面接会に参加する場合でも、まず所轄の公共職業安定所に相談のうえで、希望する地域での求人活動を実施することになります。