皆さんはTikTokというSNSをご存知でしょうか?最近、若者の間で流行していて、ティックトッカーと呼ばれるインフルエンサーがテレビ出演をするようになってから、世の中に知れ渡るようになったかと思います。

今回はTikTokのヘビーユーザーである私が、TikTokの特徴と、TikTokを使ったマーケティング方法をご紹介いたします。

TikTokでのマーケテイング活用

TikTokの特徴

TikTokのマーケティングについて触れる前に、TikTokがどのようなものかをおさえておきましょう。

「誰でも簡単に動画が作れる」

TikTokは簡単に言えば、ショートムービーを投稿するための動画プラットフォームです。短くて15秒から長くて1分の動画を投稿することができます。

TikTokは、誰でも簡単に動画作成ができ、音源やフィルター、加工ツールのテンプレートが豊富に用意されているので、クオリティの高い動画を作成することも可能です。

動画作成といっても、高いカメラを用意して、ハイスペックなPCで品質の良い動画編集ソフトを使うといった、YouTuberに求められるような作業は必要なく、スマホ一台さえあればいつでもどこでも撮影、投稿ができてしまいます。

「若者のユーザー層が大半」

TikTokはユーザー数が世界中で5億人もいて、今一番成長しているSNSだと言えます。元々、TwitterやFacebookといった有名SNSにて広告を展開していた企業も、TikTokのマーケティング市場に参入してきているほど、注目を集めています。

ユーザー層は、7割が10代〜20代と、若者に人気があります。やはり、動画を撮影して有名になりたい人や、暇つぶしでみる人が多いとなると、若者のユーザーが多いというのも納得がいきますね。

「『いいね』を増やせば有名になれる」

TikTokで有名になるには、ひたすら「いいね」を増やすしかないでしょう。「いいね」が多く集まった投稿は、「おすすめ」という、ユーザーの誰もが閲覧できるスペースに動画が掲載されるので、自然とフォロワーも増えていくという単純な仕組みとなっています。

TikTokマーケティングにおいて、この「いいね」数を重視している企業の中には、莫大な費用をかけてクオリティの高い動画を作成して「いいね」稼ぎをしている企業もいます。TikTokでは、それほど「いいね」の数が大切になってきます。

TikTokにおけるマーケティングの特徴

 TikTokは、バズれば(人気になれば)すぐにファンを獲得できるSNSであると先ほど述べました。ただし、バズるだけでいいというわけではありません。TikTokにおけるマーケティングは、他のSNSマーケティングとは少し異なった特徴があるので、しっかりおさえておきましょう。

「ユーザーの反応率の高さ」

TikTokでは、ユーザーの反応率がとにかく高いです。どんなジャンルの動画に対しても、「いいね」や「コメント」を残してくれる人が多いです。

こうした反応率の高さは、SNSマーケティングにおいてとても重要なことであり、費用対効果を得やすいというメリットにつながります。つまり、企業のマーケティングにもってこいのSNSなのです。

「様々なユーザーにリーチできる」

TikTokは、フォロワー以外のユーザーにもリーチしやすい点が特徴です。TikTok広告には、「起動画面広告」というアプリを立ち上げて最初に表示される広告と、「インフィード広告」というTikTokのおすすめ欄に広告が表示される2種類の特徴的な広告があります。

起動画面広告

「起動画面広告」は、TikTokを使っているほとんど全てのユーザーに表示される点ではとてもいいのですが、その分「興味がない」というマイナスな反応をしてしまうユーザーが多いのも事実です。ですので、見ていて面白いと思う広告動画を制作できれば、質の高い宣伝ができるでしょう。

インフィード広告

一方「インフィード広告」は、他の投稿に混ざって配信されるため、広告だと気付かせないような動画を作成できれば、ユーザーの反応はいいものになるでしょう。また、他の投稿に混ざるからこそ、閲覧率が高くなるというメリットもあります。どのみち、クオリティの高い動画作成が必要になってくると思います。

残念ながら、TikTokで広告を掲載する最大のデメリットというものがあります。それは広告費です。他のSNSでは、広告費があまりかからないという特徴がありますが、TikTokに広告を掲載するとなると、600万円前後の広告費がかかってしまいます。ですから、予算と相談した上で掲載するか否かを決めましょう。

「世界中に向けて配信できる」

TikTokユーザーは、日本だけでなく、世界中にいます。もし、自社製品・サービスを海外の人にも販売したいと考えている企業や、海外に事業を展開したいと考えている企業があれば、TikTokは良いパートナーになってくれます。

ハッシュタグ機能といった、世界共通の機能を上手く活用することで、投稿を海外にまで広めることができます。

「売上につながるわけではない」

TikTok広告の素晴らしさに感動しているところに水を差すようで申し訳ないのですが、TikTokのビジネス利用にはデメリットも存在します。

それは、売上に直接つながるわけではないということです。

TikTokユーザーは若者が多いこともあり、「商品購入・割引セール」のような営業チックなものを嫌う傾向があります。彼らが求めているものは、そんな商品・サービスの宣伝ではなく、「動画の面白さやクリエイティビティ」です。

そのため、ユーザーに好かれるような投稿をすることが大事ですが、その内容を宣伝ではなく、「企業の好感度アップにため」という目的でユーザーとつながる方が、間接的な売上アップに関わってくると思います。

実例を挙げると、ベンチャー企業である「株式会社BEEM」さんは、動画内で商品を宣伝している投稿を一切しておらず、社員の個性かつ面白さをコンテンツとして配信し、ファンを獲得しています。

「そもそもTikTokに適さない企業もある」

こちらもデメリットの一つにはなりますが、TikTokマーケティングに適さない企業というのが残念ながら存在します。

TikTokは、先ほども述べているように、若者のユーザーが多いので、「ファッション・音楽業界・化粧品」といった業界が話題を集めやすいです。もちろん、これらの業界に属さない企業もTikTokを活用していますが、宣伝目的というより、企業認知のために利用していると言う方が正解に近いです。

どの業界の企業が向いていないか一概には言えませんが、「果たして自社がTikTokに向いているのか…」ということを一度考慮してから活用を検討する方がいいかもしれません。

TikTokマーケティングにおけるKPI設定

ここまでTikTokの特徴とマーケティングの例をご紹介いたしました。 「大体の特徴はわかった!」という方が次にやるべきことは、KPIを設定することです。

TikTokにおけるKPI設定でやるべきことは、サイトの訪問者数、オーガニック検索数、再生からの検索数、再生数の4項目の数字をしっかり決めることです。

それぞれの項目によって、動画作成の趣旨や広告掲載方法が変わってきますので、運用を始める前にこれらのKPIを設定しておきましょう。

また、なんのために運用するのかという目的も立てておくと良いかもしれません。

参考になる成功事例

実際にTikTokを活用したマーケティングで成功している企業がいるので、ご紹介いたします。

「ペプシJコーラ」

サントリーから発売されている「ペプシJコーラ」の広告がTikTokで話題になりました。動画の再生回数はなんと1530万回と、多くのユーザーに再生されています。

サントリーがこのような功績を残せた理由は、オリジナル曲と有名人を広告に使用したからです。オリジナル曲に合わせて、有名人がダンスするという光景が若者の興味をひき、バズにつながったのです。

直接の売上につながったというわけではないのですが、企業の認知力を高めたことに間違いはないでしょう。

「キレイモ」

キレイモは、脱毛サロンの運営をしており、渡辺直美さんを起用した動画で話題となりました。数ある脱毛業界の競合他社と差別化をするには、「ここの脱毛サロンに行きたい」と思わせることが重要になります。

キレイモは、渡辺直美さんのような、影響力があり、認知度の高い芸能人を起用してユニークな動画を公開したことで、企業の認知度アップにつながりました。

若者にウケがいいマーケティング戦略をとったことが、成功へとつながったと思います。

いかに若者を引きつけるか

ここまでTikTokという新しいSNSについてご紹介いたしました。他のSNSに比べて、ビジネス活用する目的が異なったり、マーケティング方法が異なったりしますが、広告を掲載するプラットフォームとして、良いSNSであることに違いはありません。

いかに若者を惹きつけるかがTikTokマーケティングの最大の課題となり、それに合わせてユニークな動画を制作することも必要になってきます。

ただし忘れてはいけないのが、TikTokほど、短期間で企業の認知度と好感度を上げられるSNSはないということです。

マーケティング戦略をしっかり立てることこそ、TikTokでの成功につながってきます。