現代においてSNSは、人々の生活になくてはならない必需品として強く根付いています。国内で見たSNS利用者は8300万人もおり、半数上もの日本国民がSNSを利用していることになります。特に、コロナ禍での在宅時間の増加は、人々のSNS利用にさらに拍車をかけたでしょう。

そんなSNS利用者の増加に伴い、SNSのマーケティング市場に参入しようとする企業も増えてきました。それがSNSマーケティング、あるいはSMM(ソーシャルメディアマーケティング)と呼ばれる手法です。

では、SNSマーケティングとは一体どんなものなのでしょうか。SNSを使ったマーケティングだということはわかりますが、具体的な面は謎が深いかと思います。この記事では、そんなSNSマーケティングの具体的な部分と、企業にとってSNSが必要な理由をご紹介いたします。

SNSマーケティングとは

SNSマーケティングは、TwitterやFacebook、Instagram、LINEといったSNSを活用したマーケティング手法のことをいいます。自社商品・サービスをどのようにしてSNSで販売していくか、ユーザーが興味をもつコンテンツを配信するにはどうすればいいかというマーケティングを考えることがSNSマーケティングにおける必要事項です。

また、SNSの定義を理解しておくことも重要です。よく「SNS=ソーシャルメディア」という勘違いをされる方が多いですが、SNSはソーシャルメディアの中の一部にすぎません。SNSは、InstagramやTwitterのような社会的な情報網を構築できるサービスのことをいいます。

一方ソーシャルメディアは、コミュニケーションが取れるだけではなく、コンテンツがシェアされていくことで情報が拡散していくという特徴があります。

少し難しい話かと思いますが、結局SNSはソーシャルメディアの中の一部のサービスであり、そのSNSをビジネス利用することをSNSマーケティングと呼ぶということを頭に入れておいてください。

なぜSNSマーケティングが必要か

SNSマーケティングに関与しない企業は今後遅れをとってくると言われていますが、なぜでしょうか?

本記事の冒頭でも説明した通り、現在SNSの利用者は年々と増えてきており、将来的に、SNSを利用していない国民はいないという状況になると予想できます。また、SNSの利用時間にも注目しなければなりません。

総務省の上通信制作研究所のデータによると、10代〜20代の若年層が、長時間SNSを利用しているという傾向にあります。ただし、ソーシャルメディア活用率の面から見ると、30代〜40代の人も、若年層に次いでソーシャルメディアの利用に割いている時間が長いです。

ここで大事なことは、InstagramやFacebookといったSNSだけでなく、ソーシャルメディア全体の活用率で見た時に、全世代が画面を見るのに費やしている時間が長いということを把握することです。

この「ソーシャルメディアの利用者の増加」「ソーシャルメディアの利用時間の増加」を把握していないと遅れをとると述べましたが、それ以外にも理由がありますので深掘りしていきます。

ソーシャルメディアを利用する時間が増えたということは、Googleといった検索エンジンを利用する人の数も減る可能性があるということを示唆しなければなりません。これを裏付けるデータとして、Webコンサルティング企業のMERKLE社が発表した「Digital Marketing Report」というものがあります。その内容には、2019年において、Googleの検索者数が前年に比べて8%も減少していると言及しています。世界中で見たGoogleの利用者数のうちの8%は非常に大きな数字です。

減少につながる要因として、検索行為や情報収集がソーシャルメディアへと移行していることが推測されています。

これらのデータから、ユーザーがソーシャルメディアないしSNSに移行してきている波に乗って、企業も同じ市場に参入する必要があります。

SNSマーケティングで見込める5つのこと

企業がSNSマーケティング市場に参入する上で見込めるメリットが5つありますのでご紹介いたします。

SNSマーケのメリット①:認知の拡大

SNSの大きな特徴として、拡散力が高いという魅力があります。長い時間をかけてフォロワーを獲得していくケースもありますが、ユーザーの興味をひくコンテンツを配信することで、効率よくフォロワーを増やせば、ユーザーの間でシェアされ、企業の商品・サービスの認知度を高めることができます。

SNSマーケのメリット①:ブランディングができる

コンテンツの配信を継続し、自社商品・サービスの情報を流すことで、ユーザーの間に企業のブランドイメージが形成されます。上手くブランディングができている企業は、ユーザーが共感するコンテンツを配信することで、フォロワーを顧客につなげることも可能です。

こうした企業のブランドイメージを形成するために、SNS側はユーザーとのコミュニケーションチャンスを提供してくれます。

SNSマーケのメリット③:親しみが生まれやすい

SNS上では、上下関係というものが存在せず、企業とユーザーは同じ目線の立場になれます。人間の行動心理に基づくものですが、ユーザーは、企業が同じ目線で寄り添ってくれることで親しみを感じ、顧客になってくれるというケースが多いです。

配信した情報に寄せられたコメントに返信をしたり、DM(ダイレクトメール)という機能を使って直接ユーザーとコミュニケーションをとったりすることが、親近感の形成につながります。

ただし、過度な売名行為やがめつい営業は避けましょう。ユーザーがSNSを利用する本来の目的は物を買うことではなく、単純にコンテンツを楽しむためです。そのため、SNS上で営業されると、該当アカウントをブロックしたり、通報したりするケースが多いです。そうなってしまうと、企業イメージが大幅に下がってしまうので、ユーザーに寄り添いながら運営していきましょう。

SNSマーケのメリット④:ユーザーの声が聞ける

SNS上では、匿名ということもあり、ユーザーは常に本音にちかい意見を発信しています。企業に対するイメージの声や、購入してもらった商品・サービスのフィードバックをもらうことも多々あります。

そういったユーザーの声を取り入れることで、今まで見えていなかった課題などがわかり改善につながります。

SNSマーケのメリット⑤:集客

SNSは、GoogleやYahoo!といった検索エンジン代わりに使われることが多くなったと先述しました。この状況を逆手にとって利用することで、SNSを集客手段として活用できます。コンテンツを配信し続けることで、継続的な集客と拡散されたん場合の流入を見込むことができます。

集客方法は実に様々ですが、直接ユーザーに集客・勧誘しにいくのではなく、面白い・興味を持ってもらえるコンテンツを作成して配信するタイプの集客方法が企業イメージのアップにもつながります。

目的を持ってSNSマーケに取り組もう

本記事では、企業がSNSマーケティングを導入すべき理由について、SNSの現状を踏まえてご紹介いたしました。

SNSマーケティングが話題になり始めてから今に至るまで、科学技術やITは大きく進歩しています。それに伴い、SNSマーケティング・ソーシャルメディアマーケティングにアプローチする方法も大幅に広がってきています。

一見、今からでは遅いと思う方もいると思いますが、逆に、SNSが前よりも豊かになっているからこそ、今が市場への参入のチャンスなのです。面白く、ユーザーの興味をひくようなコンテンツさえ作れれば、誰でもSNSで成功できます。

そのためには、しっかりとした目標を設定し、なんのためにSNSマーケティングをするのかという目的をもつことが大事になってきます。

もし、まだSNSマーケティングという分野に足を踏み入れていないのであれば、第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

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