SNS担当者が事前に知っておくべき「8つのポイント」
SNS マーケティングを始めてしばらくすると、誰もが当たる壁。
特に、これまでSNSを使ってこなかったような企業の中には戸惑い、苦しみ、結果的に投げ出してしまうこともあるかもしれません。
そんな、SNSのしんどい(=壁)はどのようなものかというポイントとその解決策を解説します。
- SNS担当者が事前に知っておくべき、続けるための8つのポイント
- SNS担当者が事前に知っておくべきポイント【1】3日坊主になる前に、必ず「投稿頻度」を決める
- SNS担当者が事前に知っておくべきポイント【2】便利な自動投稿機能を使って「効率的に運用」しよう
- SNS担当者が事前に知っておくべきポイント【3】上手な同業他社のやり方を「研究」しよう
- SNS担当者が事前に知っておくべきポイント【4】SNS担当者を孤立させるな!みんなで盛り上げよう!
- SNS担当者が事前に知っておくべきポイント【5】無料のSNSだけど、新規顧客の獲得には「広告予算」を!
- SNS担当者が事前に知っておくべきポイント【6】クレームには「誠意とスピード」で炎上を防ぐ
- SNS担当者が事前に知っておくべきポイント【7】「勤務時間外のコメント」に対応すべき。ただし・・・
- SNS担当者が事前に知っておくべきポイント【8】短期で派手な成果を求めず「地味に長〜く続け」よう
- ポイントを抑えて、有効にSNSを活用しよう!
SNS担当者が事前に知っておくべき、続けるための8つのポイント
SNS担当者が事前に知っておくべきポイント【1】3日坊主になる前に、必ず「投稿頻度」を決める
SNSを始めた当初は、やる気満々。
ノリノリで一日3連投だ!などという勢いでやっていたはずが、多忙やネタ切れなどを理
由に投稿が途切れはじめ、そして沈黙へ・・・。
SNS運用でよく見かける光景だ。
SNSマーケティングでは、やる気のあるなしで、投稿が左右されてはいけない。
たとえば、「毎営業日は1投稿」「月・水・金に投稿」など、投稿頻度を具体的
に決めることで、投稿の継続性が上がる。
SNSは気分ではなく、真体的な行動計画のもとに、仕事としてきっちり運用する。この基本をきちんと押さえるべし。
SNS担当者が事前に知っておくべきポイント【2】便利な自動投稿機能を使って「効率的に運用」しよう
Twitterにfacebook、さらにはLINEも。
最近は、Clubhouseのブームが起きてる・・・
どんどん出てくる新しいSNSに対応していかなければいけないというのが今という時代です。
だけど、中小企業にはSNS専任スタッフを置く余裕はなく、それぞれを個別に運用していく時間的な余裕なんて更に無い。
そこで、それぞれのSNSにある、自動連携機能を上手に活用する方法を覚えよう。
たとえば、facebookの投稿は自動でTwitterと連動できるし、その逆も可能です。
更には、InstagramからfacebookやTwitterへの自動投稿もできます。
人員と時間が限られている中小企業こそ、自動投稿機能を活用して、効果的なSNS運用を行うことがBESTです。
SNS担当者が事前に知っておくべきポイント【3】上手な同業他社のやり方を「研究」しよう
簡単に始められるのがSNSマーケティング。
一人で考えていろいろと試行錯誤しながらやってみた。が、全くフォロワーも増えず反応もなし・・・・
これまた、中小企業によく見られる風景です。
昔から「下手の考え休むに似たり」という。
初心者が自分で考えても上手くいくはずがない。
ズバり、上手な同業会社のSNSをを徹底して研究するべき。
そして真似る。パクる。
各SNSで業種固有のキーワードを検索すると、同業で人気のアカウントが出てく
るでしょう。
その人気の理由はなにか。
投稿内容だけでなく、写真の撮り方、投稿するタイミング、コメントのやり取りの仕方など、全てを見て気になる点をピックアップ!
自社でできそうなことは、すぐさま取り入れましょう。
それがSNSマーケティング上達の近道です。
SNS担当者が事前に知っておくべきポイント【4】SNS担当者を孤立させるな!みんなで盛り上げよう!
商工会議所などのセミナーで、SNSは儲かると聞いてきた社長。
社内のパソコンが得意な若手を呼んで「君が今日からSNS担当だ!任せるから頑張ってくれ。それじゃ!」と丸投げされた若手くん。
しかし、社内の理解は得られず、社長も「なんとか頑張れ」の一点張り。
そして若手くんは疲弊し、SNSと共に会社をフェードアウト・・・。
残念ながら、これもよくある中小企業の光景です。
SNSは個人ではなく、会社組織で協力しながら進めなければ成功しません。
担当は決めるにしても、所長自らが社内でSNSの有効性を説き、SNSへの協力者をどんどん増やしていくべきです。
個人ではなく、組織として取り組む風土をつくるのが、幹部の仕事なのですから。
SNS担当者が事前に知っておくべきポイント【5】無料のSNSだけど、新規顧客の獲得には「広告予算」を!
SNSは無料!!!!
というフレーズに飛びついて、まったく予算をかけずに進めてみたがまったくフォロワー数が伸びない。
当然、売上につながらない。
なんだ、SNSもたいしたことないんだ・・・。
これ、よくある問違いです。
新規顧客をSNSで獲得するなら、無料のSNSでも有料のSNS広告は必須なのです。
とはいえ、いきなり大きな予算を割かなくてもOK。
まずは、最近、不調の広告媒体があれば、その予算の何割かをSNSに回せば充分。
SNS広告の良さは低額から「お試し」で出稿できること。
そして、居住地・年齢・性別・趣味属性など、属性を絞って広告を打てる。
属性に当てはまる顧客にピンポイントで打てるその効果を、まずは実感してみてください。
SNS担当者が事前に知っておくべきポイント【6】クレームには「誠意とスピード」で炎上を防ぐ
中小企業が必要以上に恐れるのが、SNSからのクレーム、そして炎上です。
それが怖いというだけでSNSをやらないという企業すらあるようです。
でも、実際に数々の中小企業を見ても、クレームの発生はごくわずかだし、大炎上するケースなど本当に稀。
さらに、スピード感と誠意をもって対応すれば、炎上させずにクレームは解決できます。
こちらに非があれば、素直に非を認めて素早く謝る。顧客の勘違いであれば、誠意をもってしっかりと説明する。
もしクレームが発生したとしても、SNS上では多くの顧客が客観的な目で、事の顛末を見ていることを忘れずに!!
正しい対応をしていれば、顧客はその対応が正しいものであると、きちんと評価を下します。
必ずしもクレームが炎上するわけではないのですから。
SNS担当者が事前に知っておくべきポイント【7】「勤務時間外のコメント」に対応すべき。ただし・・・
SNSでは、顧客からのメッセージが夜間や休日も、時間を問わず届きます。
この勤務時間外の返信をどうすべきか、取り扱いに困るはずです。
ズバリ正解をいうと、勤務時間外でも返信はした方がよい。
SNSの基本の一つは「自分がされて嬉しかったことをする」です。
例えば、あなたが企業にSNSでメッセージをして、すぐ返信が返ってきたら、嬉しく思うでしょう。
なので、それを行った方がよいのは明らかではあります。
ただし・・・社員に勤務時間外の対応を無理強いするのは難しい。
その場合は、経営者・役員など、会社と運命をともにする責任ある立場の人が、顧客と向き合って対話をする。
これくらいの覚悟があった方がSNS運用は成功します。
SNS担当者が事前に知っておくべきポイント【8】短期で派手な成果を求めず「地味に長〜く続け」よう
時代の先端(?)のSNSを始めたら数カ月で華々しい成果が出るはず!
そう見込んで始めたのに、半年経ってもたいした成果がない・・・
そんな風に首をひねっている人も多いのではないでしょうか。
しかしそれは大きな間違いです。
SNSは努力をせずに成果が出る「魔法の道具」ではありません。
人ひとりの顧客と、しっかりと地味な交流を積み重ねていくのがSNSの本質。
毎日の継続があって、来店・クチコミに至る厚い信頼が得れるものです。
「商いのコツは飽きないこと」という商売の秘訣と同じなのです。
特別 な才能は必要ありません。
ただ、地道に誠実に「顧客と誠実に向き合い続ける」会社にこそ、SNSは強い味方となることでしょう。
ポイントを抑えて、有効にSNSを活用しよう!
いかがだったでしょうか。
SNSの効果を発揮させるには、ポイントを抑えてしっかりと運用することが大切になります。
是非挑戦してみては、いかがでしょうか?