【未経験者必見】Webマーケティングの目的や歴史から必要性を考える
ビジネスをやる上で欠かせない項目として、マーケティングがあります。
昨今、様々なマーケティングによって、世の中のビジネスは成立しているわけですが、そんなマーケティングの実態や種類などについて、深く考えたことはありますか?
今回は、マーケティングの中でも、最近注目を浴びている「Webマーケティング」について、目的や歴史、種類の観点からお話ししようと思います。
Webマーケティングの目的
Webマーケティングは、主にWeb上で行うマーケティングを指します。
Webサイトのアクセス履歴を活用してWebコンテンツの充実や機能性を高める施策を実施することで、Webサイトを通じた商品やサービスの売り上げ向上を目指します。
2008年から2017年の間で、20代後半〜40代の90%以上もの人が普段からインターネットを使うようになりました。
さらに近年では、60代以上の世代のインターネット利用率が上がってきています。
インターネットを利用する目的としては、20代〜40代の半数以上が「商品・サービスの購入・その他商取引」というデータがあるのです。(情報通信白書平成30年版)
こうしたデータを見ると、ビジネスにおけるWebの影響力が増しており、今後、多くの企業がインターネットを通じた商品・サービスのマーケティングを行わなければならなくなっているのです。
WEBマーケティングで流行った手法の歴史
ここからは、少し時を戻して、Webマーケティングの歴史について見てみましょう。
Webマーケティングが人々に意識されるようになったのは、1993年に郵政省がインターネットの商用利用を許可したことがきっかけでした。
その後、1996年に国内初の商用検索サイト「Yahoo! JAPAN」が誕生しました。
翌年の1997年には、インターネットショッピングモールの「楽天市場」が開始され、日本にWebマーケティングの波が押し寄せたのです。
当時のマーケティング方法は、バナー広告によるものでしたが、時が経つにつれてマーケティング法は進化していきました。
では、実際にどういったWebマーケティング手法が出てきたのか、細かく見ていきましょう。
WEBマーケティングの歴史①:バナー・アフィリエイト広告
日本で初めてバナー広告が登場したのは、1996年、アメリカのAmazon社のアソシエイトプログラムがアフィリエイトプログラムを開始した時でした。
アフィリエイト広告とは、ブログサイトなどのホームページ内の記事に広告主の商品を宣伝し、そのページを見た人が商品・サービスの購入に至った場合、成果に応じた報酬が支払われる広告の仕組みの一つです。
バナー広告は、新聞や雑誌に掲載されている広告同様、広告主が、ホームページを介してユーザーに直接情報を発信するものです。
WEBマーケティングの歴史②:SEO、リスティング広告
一般的なメディアは、広告主が一方的にユーザーに情報を発信しますが、インターネットの世界では、ユーザーが自ら欲しい情報を検索エンジンで探し出しています。
1995年に、初めての検索エンジンの「Yahoo!」、そして1998年には「Google」が登場しています。
実に多くの人が、数多くあるサイトの中から一つや二つを選んで情報を得るわけですから、広告主も、多くの人の目に留まるホームページを作ろうと思うのです。
そこで、任意のキーワードで検索エンジンの上位に表示されるような施策を、「SEO(検索エンジン最適化)」といいます。
SEOはバナー広告とは違い、広告費をかけることなく、Webサイトを上位表示させてくれるというのが大きなメリットです。
SEO以外にも、検索エンジンを利用したWebマーケティングがあります。
それが、2000年にGoogle社より開始された「リスティング広告」というものです。
リスティング広告とは、検索エンジンの検索結果にユーザーが検索したキーワードに連動して掲載される広告のことをいいます。
リスティング広告は、ユーザーのクリック数に応じて順位が変動するので、中小企業が大企業に勝ることを可能にした広告として、現在も注目を浴びています。
WEBマーケティングの歴史③:ブログ、SNS
1999年、バイララボがbloggerというブログサービスを開始し、2001年には、楽天市場が楽天広場というブログ込みのコミュニティサービスを開始しました。
しかし、当時ブログはあまり人気が出ず、2003年〜2004年にかけて、はてなやシーサー、ライブドアなどのブログが始まったあたりから認知されるようになりました。
ブログよりさらに簡単に情報発信できる媒体として登場したのがSNSです。
2006年にアメリカで開始されたTwitterが2008年あたりから日本語版になったことで日本にも浸透し、現在では、4500万人もの国内アクティブユーザーが存在しています。
同様に、FacebookやInstagramも浸透するとともに、SNSとリスティング広告を合わせて運用する企業が増えました。
WEBマーケティングの歴史④:コンテンツマーケティング
2010年代の新しいマーケティングといえば「コンテンツマーケティング」でしょう。
コンテンツマーケティングは、商品・サービスについてまだ認知や興味がないユーザーに対して、自社のWebサイトやブログ、SNSで情報を発信し、ユーザーを意識変容していく手法です。
コンテンツマーケティングが広まったのは、単に商品・サービスを売り込むのではなく、ユーザーの課題や不満を解決できるとともに、自社のマインドを知ってもらいファンになってもらうというやり方として登場したからです。
代表的なWEBマーケティングの種類
ここからは、昨今使われている代表的なWebマーケティングをご紹介します。
代表的なWEBマーケティング①:ホームページ制作
Webマーケティングにおいてホームページ制作は、目的や設計が大切です。
ターゲットやデザインを考慮して作成する必要があります。
ホームページ制作は、「集める」「成約する」「ファンにする」に関わる根本的な部分になります。
代表的なWEBマーケティング②:インターネット広告
インターネット広告は、リスティング広告やGDN/YDN広告をまとめた言葉です。
リスティング広告では、他社より魅力的な商品やサービスを用意すること、GDN/YDN広告では、ワンクリック1円報酬が特徴ですので、ユーザーが見てみたくなるようなバナー広告を用意しましょう。
代表的なWEBマーケティング③:SEO対策
先ほどもご紹介したSEOですが、こちらは「集める」の代表的なものです。
ただし、集客できても、内容が魅力のないものだと、ユーザーは興味を示してくれないので、良いコンテンツ作りに注力を払うことが良いでしょう。
使いやすい、見やすい、分かりやすいを意識して作った良いサイトに、SEO対策をしてみてください。
代表的なWEBマーケティング④:ランディングページを使ったWebマーケティング
ランディングページを使ったwebマーケティングは、リスティングと他の広告を組み合わせることが基本です。
ターゲットを明確に絞った上で、そのターゲットに合わせたランディングページ制作をし、広告を配信します。
ターゲットを絞り切ることがランディングページの役割なので、波に乗ると、売り上げや問い合わせ数が安定するのが特徴的です。
代表的なWEBマーケティング⑤:SNSマーケティング
最近のトレンドとなっているSNSを利用したWebマーケティングがかなり注目を浴びています。
ホームページ制作に必要な難しい知識は特に必要なく、どなたでも気軽にできますが、各メディアによってそれぞれ年齢層や使用目的が異なるため、ペルソナを気にしたマーケティングが必要です。
新規顧客の獲得よりも、一度関わったユーザーをファンにして自社コンテンツに興味を持たせる方が効果は高いでしょう。
WEBマーケティングは目的を明確にして手法を決めることが大切
ここまで、Webマーケティングに関する基礎知識や歴史、実際の種類についてご紹介しました。
Webマーケティングというものは、一見単純なものに見えますが、人々の心理に基づいた広告から商品・サービスへの誘導などの、しっかりとした計画の伴う非常に奥深いものとなっています。
様々な業界が存在する中で、目的をもって、それに合ったWebマーケティングをしていくことが成功へと繋がります。
これからWebマーケティングを始めようと思っている方にとって、この記事が参考になれば嬉しく思います。